2016年10月24日

包丁を砥ぐ時の指の置き場。

今回は砥ぐ時にどこに指を置いてるかについて書いてみます。

何のこっちゃ(・ ・?と思われそうなんですが・・・(^▽^;)

砥石の上に包丁を置いてその上に指を添えて押さえながら砥ぐと思うんですが、この添えた指の位置が今回のテーマです。


包丁は指で押さえた場所の裏が中心に削れて行きます!

自分も知るまで気にもしてませんでしたけど、気にしだしてから自分の思い通りの形にしたり刃を付けれる様になりました。

また、思った所が砥げる様になるんで、効率も上がって楽に仕上げる事が出来る様になります。

包丁を見て、砥ぎたい所を決めたらその場所の裏に指を添えて砥ぐ。

これだけなんですけど、面白い様に思った所が砥げます。


画像みたく青〇切刃を砥ぎたい時は裏の青〇を、黄〇鎬筋を砥ぎたかったら裏の黄〇赤〇刃先を砥ぐ時は裏の赤〇を押さえるって具合です。

刃先が凸凹でまな板に当たらない場所が有る状態でも、凸の場所を押さえて集中して砥ぐと真っすぐな刃線に戻すことが出来ますし、切刃を広げたかったら鎬筋を先から元まで砥いだ後で切刃を均等に砥ぐと楽に出来ます。

どんな物でも削る作業は面で削るより点で削る方が速く削れますんで、それを包丁でもします。

後、砥ぐ時には包丁を前後に動かしますが、押す時に力を入れると鎬筋側が、引く時に力を入れると刃先側が砥げるんで、これを考慮して添える指の位置を考え砥ぐともっと効率が上がります!
(押す時に力を入れる方が怪我しにくいし、楽ですけど。)

砥石に当たってる面が全体的に砥げてると思いがちですが、指で押さえた場所がちょっと広い点で砥げてると思って砥ぐ時の場所を確認して下さい。

さっきこの辺り砥いだから今度はこの辺りって具合です。


この点での研ぎをすると砥石も同じ様に押さえた部分が当たってる所が減って、片減りして変な形になりますから注意して下さい。

包丁を前後に動かしながら左右にも動かして砥ぐと割と平面を保ったまま砥げると思います。
  


Posted by まねき  at 21:49Comments(0)包丁