2019年09月24日

返りの処理

今回は返りの処理について書いてみようと思います。

どんな包丁でも砥ぐと刃先に返りが出来ます。

居らなくなった包丁のカスな訳ですが、これが綺麗に取れてないとせっかく砥いでも包丁が切れません!

天然仕上げ砥石で砥ぐと片刃でも両刃でもヘマをしない限り綺麗に取れる事が多いんですが、人造中砥で砥ぎを終わるとなかなか取れないのが実情やと思います。

以前自分が良くやってたのは下の画像見たく裏砥ぎの時に先に押して刃先に返りを出ない様に砥いでたんですが、両刃でこれをするとどうしても持ちてがぐらついて完璧に取る事が出来なかったり、せっかく砥ぎ出した刃先を潰したりしてました。
(後から調べてて解ったんですが、この方法あんまりしない方が良いみたいです・・・(^▽^;)


でっ今度は新聞紙に角度を付けて刃先を押し当てて峰側に擦る!

表が終わったら裏も同様にってする様になりました。


この他にもGパンに擦り付けるや昔の床屋さんがしてた皮の裏側(スウェード(・ ・?)で擦る等々方法はいろいろ有る様です!

ただ上記方法でもン(・ ・?って思う事が有ったんで、今は仕上げ砥石でしてますが・・・(^_^;)

要はどこまで求めるかなんでしょうけど、どの方法でも返りは取れます!

自分の場合中砥の刃先が気に入らんかったって事が分ったんで仕上げ砥石までしっかりかけるようになりました。

以前書いたメラミンスポンジも良いんですが、鋼の包丁は仕上げ砥で刃先を整えるとよっぽどのことが無い限り綺麗に取れてくれますし、ステンレスの両刃はともかく銀3鋼片刃は砥石でした方が早いです。


中砥で終わりたい時は返りが極力出ない様に軽~く撫でる様にすると良いみたいですね。

余談ですが、天然砥石は人造砥石に比べると研磨力が弱いんで返りが出にくく返りの処理が楽に出来ます!

まぁ仕上げクラスの良い値段する石の話しで、中砥でクラスではあんまり期待しない方が良いみたいですけどね・・・(^▽^;)
  


Posted by まねき  at 00:59Comments(0)包丁

2019年08月19日

鏡面仕上げ

普通、包丁の平の部分は霞んでたり木砥仕上げといって斜めに線が入っています。


木砥仕上げはこんな感じです。

ホームセンター売りや改良霞の物はサンドブラストで霞ませるんで、荒い耐水ペーパーみたいな表面になってます。

高級和包丁の平はピカピカの鏡面で見てくれ非常に綺麗です。

オーダーメイドやったら注文次第で全体が鏡面の包丁にも出来たりします。

この鏡面仕上げ、見てくれの他にも良い事が有って、水分が包丁に留まり難くなるんである程度ですが錆びに強くなります。
(車にワックスかけた様な感じかな(・ ・?ワックスみたいには弾きませんけどね(^▽^;))

そしたら、高級和包みたく安価な包丁でも全体を鏡面にしたら錆に過敏にならんで良いやん\(^o^)/って思うんですが、全部を鏡面にするとちょっとした弊害が出て来ます!

一番厄介なのは切った物が切刃にへばり付く事。

ツルツルの物同士の間に水を垂らしたら取れなくなったって経験有りませんか(・ ・?

無かったらガラスにプラスチックの下敷きを濡らして引っ付けてみてください、取れなくなりますから(^▽^;)

台所仕事をする時って包丁はだいたい濡れてると思いますし、食材にも水分が有ります。

その水分が原因で、切刃に張り付いて取れなくなります。

キュウリの輪切りを万能包丁でしたらペッタリ引っ付くのと同じ感じです。

切刃は砥石で出来る傷(霞(・ ・?)が有った方が少しですが隙間が出来るみたいで良い様ですね。


次に、切れなくなった時の手入れが面倒くさい!

鏡面にするためには#1万以上の砥石で磨く、バフで磨く、耐水ペーパーで磨く等が有りますが、前者2つは高価な砥石や機械の購入が必要になって実用的で無いんでだいたい耐水ペーパーで磨く事になります。

ただ、ペーパーでするとせっかく砥ぎ出した刃を擦ってしまって潰す事も有りますし、何より切刃を砥ぐ度にしないといけなくなるのはかなり大変な作業になります。

裏スキの鏡面化なんかも凹んでて非常に手間がかかりますし、切刃と一緒で食材が引っ付きますから、鏡面にしたいならクレンザーで手入れしてたら知らん間に光出した位(半鏡面)が丁度良いと思います。


鏡面化しても切ると言う作業に支障が出ない&常にしなくて良い場所は平、峰、マチしかない訳ですが、平と峰は比較的楽に鏡面に出来ます。

耐水ペーパーで磨くと傷は有るけど顔が映る位の鏡面にはすぐできます。

状況にもよりますが、#500や#1000の耐水ペーパーから徐々に番手を上げて仕上げを#5000位で磨けば店に陳列してるのと比べて少し見劣りする位にまで出来ますし、もっとピカピカにしたかったら番手の細かい物で磨き上げた後にコンバウンドで艶出しするとほんとにピカピカになります。

鏡面化の作業は下地作りが重要になりますんで、前付いた磨き傷をしっかり消さないといけないのが面倒くさいですが・・・

峰と平はピカピカ、切刃の軟鉄が霞んで鋼も光ってるってコントラストの包丁にしたい方は是非挑戦して下さい!

反りの有る先丸蛸引きなんかほんとに日本刀みたくなりますヽ(^o^)丿

本当~~~に綺麗な鏡面にしたい時は番数の大きいペーパーで磨いた後、高番手砥石などで傷が消えるまでひたすら磨き出し、バフにコンパウンドを付けて粗方磨いて布に付けたコンパウンドでこれまたひたすら磨き上げるなんて事をしないといけません・・・(^▽^;)

ちなみに両刃でも可能なんですが、包丁に印刷してある文字部分も消えますんで、消したくない方はマスキングしたりすると良いと思います。

両刃は平がステンレスの事が多いんで錆を気にする事は無いと思いますが、一度ピカピカにしたらよほどの事が無い限りくすむ事も有りません。

ただキュウリ等はしっかり張り付きますんで、しない方が良いかも・・・(^_^;)
  


Posted by まねき  at 00:34Comments(0)包丁

2019年06月28日

切刃、光らせたい派(・ ・?、霞ませたい派(・ ・?

包丁好きを二分するとピカピカに光った物が好きな人としっとり霞んだ物が好きな人に別れると思います。

ってか2つしか無いやろ( `ー´)ノって話しなんですけど・・・(;^ω^)

自分は後者の霞ませたい派です。

見た目の問題で切れ味にはほとんど影響無い(切刃を鏡面まで研ぎ上げた場合は影響出ます!)事なんで、どうでも良いって言えばそれまでなんですが、砥いでるとやっぱり綺麗に仕上げたいって思ったりしますんでちょっと書いてみようと思いました。


光らせるにせよ霞ませるにせよウン十万円の高級品レベルの出来を求めなければ、ホームセンターに有る砥石の使い方次第で光らせる事も霞ませる事も出来ます。


砥石の硬、軟の所でアフターの砥ぎをメインでされてる砥ぎ師さんが、光る霞むで硬軟使い分けしてるって書きましたが、実は硬い砥石でも柔らかい砥石でも砥泥の使い方でなんとでもなります。

しいて言えば、硬いと霞みにくい(・ ・?柔らかいと光りにくい(・ ・?位です!


硬、軟どちらの砥石でも共通しているんですが、しっかり泥を出して軽く抑えて砥ぐと霞み、泥を洗い流しながら強く抑えて研ぐと光ります!

流石に軟質の#1000で光らすのはちょっとしんどいですが、軟質でも高番手の砥石やと硬くなって来ますから結構簡単に砥ぎ分け出来ます!

下の画像は硬質砥石の#1000で泥を流しながら砥いだ切刃です。

割と軽めに砥いだんでちょっと霞んでますけどこんな感じに光ります。


こちらは泥を流さず給水程度で泥出して砥いだ画像。


軟質#1000砥石で洗いながら砥いだんですが、軽く砥ぐとこんな感じに・・・(^_^;)

軟らかい分きつく霞んでると思います。


もっと強く押し付けて砥ぐともうちょっと光って来ますが、力加減でまだらに霞んだりしますんで・・・(-_-;)

軟質でも#3000位になると楽に出来そうです。

持ってませんからした事無いですが・・・(^▽^;)


仕上げ砥石でこれをすると、もっとピカピカに光ったりしっとり霞んだりします。

天然仕上げですると(砥石の種類にもよりますが)日本刀みたいに綺麗に霞んだり、鏡面一歩手前まで出来ますからコンパウンドで磨くとピッカピカにも出来ます。

余談ですが、しっかり鍛えて有る包丁に軟らかめの天然で霞を入れて硬い天然で磨くと前に書いた鍛流線が奇麗に出て来ます!

天然仕上げの硬、軟質両方お持ちやったら試してみるのも良いかも知れません(〃艸〃)
  


Posted by まねき  at 00:40Comments(0)包丁

2019年03月18日

綺麗に砥げたかの確認。

前に切れ味の・・・で書いたやり方で確認しても問題無いんですが、前の方法やと砥げて無くて滑るのか、返りが有るせいで滑るのか解りにくいと思いましたので補足と言うか、こんな確認の仕方もって感じで1つ!



砥ぐと返りが出て来る訳で、それを綺麗に取って初めて良い切れ味が得られる刃先になるのはご存知かと思いますが、人造砥石で返りの処理をすると研磨力が強いが故に取る作業をしているはずが新たに返りを生み出してる事が多々有ります。

#1000で両刃の返り処理すると特になりやすいんではないでしょうか・・・(;^ω^)


返りが取れてるかの確認は、砥ぎ上げた包丁で画像みたく軽く丸めたティッシュペーパーを切ると返りが取れてない所に繊維が残りますから良く解ると思います。


帰りが取れてないとこんな感じに刃先に白い繊維が・・・(;^ω^)

ちなみに、ティッシュペーパーの繊維は返りには残りますが、砥げて無かったり刃欠けの所にはあんまり残りません。

まぁ砥げて無い所は前書いた確認段階で滑るんで解ると思いますが。


きれいに砥げてると刃先に繊維は残りませんし、軽く当てて引くだけで画像みたくティッシュもスパッッ!っと切れます。

確認する時はくれぐれも手を切らない様に気を付けて下さい。  


Posted by まねき  at 16:58Comments(0)包丁

2019年02月26日

鞘制作のススメ!

個々の刃物店にもよるんですが、そこそこする包丁には和、洋問わず日本刀みたいに鞘が付いてる事が有ります。

柔らかい朴の木で出来てて包丁の刃を保護するために有る鞘なんですが、家で使うのには全く必要ない代物です(^▽^;)

鞘に納めるとこんな感じになってかこいい(・ ・?いかにも高級品って感じはしますけど・・・


包丁は基本室内でしか使いませんし、理由も無く持ち歩いていると銃刀法違反で御用になりますし・・・(-_- ;)

バーベキューするにせよ、ほとんどは現場で材料焼くだけにして行くでしょうからハサミ以外の刃物はまず必要ないと思います。

ご家庭で頻繁に使ってる包丁は流し付属や卓上使いの包丁差しを使って収納すると思いますが、あんまり使わない物は新聞にくるんで棚の中に有る事が多いんやないでしょうか(・ ・?


付いて来る&売ってる木鞘は必要は無いですが収納用に段ボールで鞘を作っておくと、使おうと思った時の手間と使い終わった後の手入れが少し簡素化出来ます。

包丁の本体部分だけをきつめに新聞でくるんでそのまま段ボールで挟んで、峰と刃側に竹串を付けて曲がりに対する強度を上げて布テープでグルグル止めると鞘の出来上がりです。

見てくれ不格好ですが、こんな感じにになります。

顎付近に有る穴は竹串を刺して抜けを防止するための物です!


本体を包む新聞に椿油を染み込ませておくと、包丁にわざわざ塗る必要も無くなりますし、使う時もサッと出せて使い勝手が良くなると思います。

棚から出す時に誤って落としたとしても、段ボールが保護してくれますから、包丁を痛める事も怪我する事も無いかと。


見てくれは良い物やないですが有ると結構便利ですし、材料もほぼ廃品ですから作ってもそんなに財布のダメージになる事は無いと思います。

特に鋼の包丁は常に油が付いてる状態に近くなりますから錆び難くて便利やないかと!


新聞に染み込ませる油はホームセンターなんかに売ってる刃物椿って商品か純椿油にしてください!

てんぷら油なんかを使うと酸化してベトベトになって抜けなくなりますから・・・(~_~;)

天草に住んでる方やったらお土産で食用可の椿油が売ってますからすぐ買えるんですが、刃物椿は合成油みたいなんで奇麗に拭き取ってから使った方が良いです。

それと、たまには鞘から抜いて手入れしないと錆が出てるのに放置って事が有りますから気を付けて下さいね!


ちなみに、良く使う包丁に鞘が付いてたら画像みたいに物の間に挟んで棚の上に上げておくとすぐ使えて便利ですよ!



自分は100均のファイルラックに新聞詰めてその間に挟んでます。



  


Posted by まねき  at 01:21Comments(0)包丁

2019年01月08日

水牛桂柄の加工

年末年始のせかせかした時期が過ぎて、少しゆっくり出来る様になったんで久々の更新です(^_^;)

さてさて、使い勝手が悪い物は使い易い様に加工しちゃいましょう!と常日頃って思って生活しておりますが、今使ってる出刃の柄が今一つ良く無いんで水牛桂の柄を加工してみようと思いました。

店を始める前に実家から持って来た種子島で作られた両刃の出刃です。

初めはステンレス桂の柄が付いてたんですが、どうしても包丁が刺さってる部分に汚れが溜まり易く、掃除するのが面倒なのと見てくれがあんまり良くなかったんで水牛柄に交換していました。

最近ちょくちょく魚の持ち込みしてくれるお客さんが居るんで兜割に使うんですが、釣って来られる魚のサイズが良いんで割るのにも力を入れないと割れません・・・(^▽^;)

その時に手が滑って上手く力を入れる事が出来なかったりします。

濡れた手で持つ事が多いし、柄が丸いから手の中でクルッと少し回るんですよね~( ̄▽ ̄;)

八角の柄に交換しょうかと前々から思ってたんですが、わざわざ買うのもめんどくさいし、このサイズ(6寸用)の物は値段も結構するんで自分で削る事にしました。

もともとこの出刃の身のサイズより大きい出刃に使う柄やと思える物を付けてたんでちょうどのサイズになるんやないかと( *´艸`)


ヤスリとペーパーで桂をちまちま削ってそこそこ形を決めて、鉋で木を削ってこんな感じになりました!


左右均等にしたつもりやったけど柄尻から見たら側面の幅が違ってた( ̄▽ ̄;)

メインに握る所は桂部分と同じやったけど柄尻部分を削りすぎたみたいです(>_<)

均等にするために今以上削ると細くなり過ぎるし、握った感じも悪くないんで問題無いやろ~(≧▽≦)

ちゃんと寸法測って線引いてたらこんな事にはならんかったんでしょうが、何分目測でしてましたからね~(;^ω^)

八角にする予定やったけど握った感じ刃側は削る必要無さそうやったんで、六角半丸になりました。

後は桂の頭と江尻の面取りして磨いてピカピカにして終了。


ご家庭で使ってる出刃が力入れた時に滑って回る様やったら側面部分だけでも削ればだいぶ変わると思います。

今回載せた物は両刃の出刃ですから、切刃の幅が左右そこそこ均等に砥げてると兜割してもそこまで回る事は無いんですが、片刃の出刃は確実に鋼側に刃先が進んで行きます・・・(~_~;)

兜割なんかで力を入れてる時にそっぽ向く包丁ほど怖い物は有りませんから・・・(◎_◎;)

DIYがお好きな方はやってみてはいかがでしょうか(・ ・?



水牛桂の柄を削る場合、桂部分を削り過ぎると強度が落ちて包丁を焼き込んだ時に割れる可能性が有りますのでくれぐれも慎重に、自己責任でお願いします。

水牛桂は黒が1番強度が有り、マーブル模様が中間、白が一番もろく割れやすいそうです。


桂部分に画像みたくひび割れみたいな物が有る柄は削らない方が良いでしょう。

自分がしていて割れた事は無いですが、多分ここから亀裂が進んで割れると思いますんで。

水牛桂にひびが有ったり、プラスチック桂の柄で桂部分の加工が出来ない物は木の部分だけでも良いと思いますよ(`・ω・´)b

加工する時に出来れば1寸大き目の包丁用の柄を準備出来ればいいと思います。

そのままの物をガッツリ削るとひょろひょろの柄になりますんで・・・(^▽^;)

今付いてる物を削る時は現物と相談しながらして下さいm(_ _)m  


Posted by まねき  at 01:18Comments(0)包丁

2018年11月15日

包丁の手入れでしたらダメな事。

当たり前の事ですが、包丁を使ったら汚れますから洗うでしょうし、切れなくなったら砥がないといけません。

その時に気を付けた方が良い事がいくつか有りますので書いてみます。


え~包丁を使い終わったら錆防止のために水分をしっかり拭いて乾燥させてから収納するんですが、この時にお湯で洗うと良い!と包丁の手入れを書いたブログなんかが有ります。

錆びに強いステンレスはあんまり関係有りませんけど炭素鋼の包丁はすぐ錆びますんで、包丁自体に熱を持たせると拭き上げた後に残った水分が蒸発しやすいのが理由です。

けど、速く乾かしたいためにチンチンに沸いたお湯をかけると包丁の焼きが戻って鈍ら包丁になる可能性が有ります。
(焼き戻しは180度でするらしいんで、沸騰したお湯をさっとかける位やと焼きが戻る事は無いかもしれませんが、急激な温度変化も反りが出る原因になりますからあんまり良くないらしいです。)

ガスコンロやストーブの上で乾かすのも鈍らになる、反りが出るって理由でダメです。
(そ~言や昔ばぁちゃんが実家に有る蛸引きを乾かすのにストーブの上に置いたらグニャグニャに曲がったって親父が言いよった様な・・・(-_-;))

何万も出して良い物を買っても鈍らになったら包丁の形した鉄板と一緒ですから、目も当てられません・・・(^▽^;)

したらどの位の温度が良いの(・ ・?ってなりますが、普通に食器を洗う時の温度(40℃位(・ ・?)で洗うのが一番良いと思います。

包丁に付いた脂分や食材のカスを洗剤付けたスポンジでちょっと丁寧に洗ってると包丁は温まりますから、すぐに乾いた布巾なんかで拭くと結構綺麗に拭き取れます。

シンクに包丁の身が漬かる位のたらいを置いて少し置いておくのも良いかも知れません!

漬け置きする時に、柄までドップリ漬けてしまうと中子部分に水が入ったり、柄自体が過剰に水分を吸いますから、給水、乾燥のくり返しで割れる原因にもなりますのでご注意ください。

後は自然乾燥して、油を塗って箱に入れるなり、包丁立に刺すなりすれば問題ないかと。

ただ、除菌目的で漂白剤を入れるのは避けて下さい。

包丁の身は綺麗になった様に見えますが、徐々に痩せて来ます。

また、柄が漂白剤を吸うと木の組織がボロボロになってしまします。
(衣類に漂白剤の原液が付くとそこだけ穴が空いたりするんですが、それと同じ事です。)

今日明日に見た目で分る程変化が有る訳では有りませんが、使ってる最中に包丁が分解してまう事も・・・(^▽^;

短時間やったらまだ大丈夫でしょうが、長時間付け置きすると大変な事になります。

どうしても除菌したいのなら、アルコール消毒するのが良いと思います。

また、食器洗浄機に入れて洗うなんて事も止めて下さい。
(最近は食洗器OKな包丁も有りますから全部がダメって訳でもない様ですが。)

家庭用の食洗器の洗浄温度や洗剤の種類は分りませんが、何回も高温で洗浄すると反りの原因になりかねませんし、洗剤の成分次第(アルカリ性が強い事も)で徐々にですが柄がボロボロになります!

手垢などで柄が汚れた時も暖かいお湯で脂分を柔らかくしてスポンジで擦ってやると綺麗になります。

柄に付いた取れにくい汚れはナイロン束子でゴシゴシしがちですが、汚れと一緒に柄の木も削れて気が付いたら見るも無残な姿って事になるんであんまりしない方が良いと思います。

前に書いた漆でコーティングすると手垢等の汚れもこびり付きにくくなって取れやすくなりますんで良いかも知れません!


次は砥ぐ時にしたらダメな事です。

酷く欠けた物や先が折れた物を砥ぐ時に早く形を整えたいとか、錆び錆びの包丁を早く綺麗にしたいからとグラインダーなんかの高速回転する機械でギュイ~ン、ギャァァァ~~って削るのも焼きが戻って鈍らになるんでダメです。
(動画サイトでしてる物が有りますが、刃先がいくら鋭くなってもあれ使い物になりませんので!)

一般のご家庭には無いと思いますが、DIYがお好きな方は持ってるであろうハンドグラインダー。

それでギャァァァ~~っと削ると金属はかなりの熱を持ちます。

赤くなって無くても水に漬けるとジュッ!って言うと思うんです。

もし砥ぎを依頼する所が機械でギャァァァ~~って大量の火花散らしながら削ってたらそこは止めたが良いです!

工賃が安くて、直ぐに仕上がっても包丁の形をしたただの金属の塊になって帰って来ます・・・( ノД`)シクシク…

刃物用の研磨機(水砥ぎ機)でしてる所は大丈夫やと思います。
(水砥ぎでも多少の熱は持ちますが、よっぽど押し付けない限り手で触れないほどではありませんので!手で触れない位押し付けてる砥屋はどうかと思いますが・・・。)

酷く欠けた物を再生したい時はちゃんとした所に依頼するのが無難です!

ただ、このちゃんとした所がなかなか無い様で・・・(^▽^;

良く見てる大阪在住、町の砥屋さんのブログに、某研屋に頼んだらこんなんになって帰って来たんですけど治せますか(T_T)って物が送って来るそうで・・・(^_^;)

ブログ主はインチキ砥屋って言ってますけどね( ̄▽ ̄;)

まぁこの方は包丁の販売促進のために刃物屋さんの依頼で海外へ行って砥ぎの指導するような人なんですが・・・(^▽^;


何気にしてる事が知らず知らずにダメージ与えてる事って結構あります・・・(^_^;)

包丁は日々の糧になる食事を作る為の道具です!

フライパンやお鍋もそうですが、たま~にで良いと思いますんで汚れを落とす等して少しいたわってやるのも良いんやないでしょうか(・ ・?
  


Posted by まねき  at 01:06Comments(0)包丁

2018年10月02日

砥いでいる時の錆対策!

包丁を砥いでいると砥石の種類や材質によっては錆が浮いて来る事が有ります。

荒砥なんかでガッツリ砥いだ時はちょっと放置しただけでも傷に錆が出てたって事は頻繁に起きたりもします。

砥ぎ師さんたちは防錆効果の有る薬品を水に混ぜた緑色した専用の水を使って砥ぎをされてる様でが・・・。
(動画サイトなんかで砥ぎを検索したら出て来ると思いますけど)

一般人がそんな薬品を買ってまでするのはお金の無駄遣い以外の何物でもないんですが、砥いでる時に錆が出て来るのは何とも嫌なもんで・・・(-_-;)

錆びにくくする方法で、一晩置いた水を使うとか、1度沸騰した水を使うと良いと聞いた事が有るんで、水道水に含まれてるカルキがいらん事をしてる様に思うんですが、どっちも前もって準備する必要が有ります。

使てて切れ味悪いな~~って思って今すぐ砥ぎたいと思い立った時に一晩置いた水なんか準備して無いでしょうし、沸騰させても冷めるまで時間がかかってまどろっこしくてしょうがないと思います・・・(~_~;)

何かええ方法は無いかと調べてたらいつもの刃物屋さんが、「砥ぎに使う水を弱アルカリ性にすると錆びにくくなるみたいやで!」って教えてくれましたヽ(^。^)ノ

水道水を弱アルカリ性に出来る薬品で、一般家庭でも直ぐに手に入って料理するにあたって何の影響も出無ずに気軽に出来る物に炭酸水素ナトリウム!俗に言う重曹が有ります。

料理からキッチン周りの掃除等々いろんな事に使える重曹ですが、砥ぎにも使えるのは助かります(* ´艸`)

使い方ですが重曹溶液を作って砥ぎ途中の給水用に使うのが1番良いと思います!

人造砥石やったらしょっぱなの給水に使っても問題無いでしょうけど、天然砥石でそれをすると乾燥した時に石の中で結晶化して石を割る可能性が有りますから(◎_◎;)

高いお金出して買った砥石が次に使う時に砕けてたって事になったら目も当てられません・・・(^▽^;)

それに砥石が漬かるほど溶液作るのももったいないですし。

途中の給水でも十分効果は有りますからリスクは極力避けた方が良いでしょう。

重曹を溶かす量も5%位が使いやすいと思います。

1度10%位を溶かそうと思ってやった事が有りますが、なかなか溶けてくれなくて困りました・・・(^▽^;)

作るのも500mmのペットボトルに25gの重曹を入れて水入れてシャカシャカ振れば出来上がりで、残ったら蓋して置いとけますから便利やないかな(・ ・?

使う時は100均に売ってるドレッシングなんかを入れる容器やちっさいスプレーボトルに入れて砥石に吹き付けるなり、すれば良いです。

ボトルからそのままドバドバかけるのは無駄が多くなりますし。


重曹溶液を使っても錆びない訳や有りませんから、砥ぎ終わったら出来るだけ早く包丁に残ってる水分は取り除いて下さい。

自分が使ってる包丁も格段にさびにくくなりましたけど、しばらく置いておくと薄い錆が出てきます。


溶液に使う重曹ですが、ここ数年で掃除目的に使う物も販売されてますんで、できれば食用の物が良いかと。

砥ぎ終わったら奇麗に洗うんで、洗剤成分が入ってても問題無いのかもしれませんが、食品添加できる99%炭酸水素ナトリウムがベストやないかな~と自分は思ってます。

ちなみに、石鹸もアルカリ性ですから水に溶かすとアルカリ性溶液が出来上がりますが、砥いでる時に手が滑ると危ないんでやめた方がよさそうに思います。

この辺もあんまり気にする事は無いと思いますけど、一応安全面を考慮して!って話です(*^▽^*)  


Posted by まねき  at 01:10Comments(0)包丁

2018年07月26日

包丁の錆びあれこれ。

ステンレスは錆に気を使わなくても良い(・ ・?素材ですが、白、青等の鋼は気を使わないと直ぐ錆びて来ます。

ただ鋼の包丁全部が錆びにピリピリしとかなあかんのかちゅうと、そ~でも無くて、物次第ではちょっと気を抜いても大丈夫(・ ・?な物も有ります!

しっかり錆びるんですよ!けど質が違うって言った方が良いかな(・ ・?


包丁が錆びる原因は酸素と鉄の分子が引っ付いて・・・と理系の小難しい話になるんですが(^_^;)、鋼に含まれる炭素の量もいくらか関係が有るらしです。

詳しくは解らないんですけど、良い物ほど手入れし難い錆になりやすい様に思います。

白1鋼や青2鋼はポツポツとした見た目地味~な点の錆が出来やすいんですが、この錆は奥深くまで入る傾向が強くて、白3鋼等は表面全体に錆が出やすいけど深くまで入る事は少ないとか。
(長時間放置したら一緒みたいですけど・・・(^▽^;)

高価な鋼の包丁程、錆に気を使わないといけなくて、気を抜いていると月面みたくボコボコになって、跡を消すまでかなり削る事になります。


画像は使ってる青二鋼ですが、黒いポツポツした物が錆びの初期段階です!

刺身作った後にびちゃびちゃ状態で10分程放置してただけなんですけど・・・(^▽^;

これ見つけたら速攻で磨いて下さい!

悪化するとクモの巣みたいな感じにボッコリと深く錆びて来ます・・・(-_-;)

かたや白三等は全体的に派手な錆が出る傾向に有りますが、奥まで入る事は少なく錆びの中期段階位でもクレンザーとナイロン束子もしくはステンの束子なんかで擦ると結構綺麗に落ちる事が有ります。

鋼材が柔らかい分錆び落としも白二以上の鋼材より速く済ませれますからメンテナンスが非常に楽なのは間違いないです。

錆が気になるんやったらステン素材が良いですが、切れ味や砥ぎやすさを求めると鋼に勝る物は有りません!
(高価なステン包丁は別ですけどね。)

鋼の中でも少しですが手入れが楽なのは白三鋼やないでしょうか(・ ・?

ちなみに、前にも少し書きましたがステンレス鋼材の銀三でも錆びます!

画像はいつも出て来る銀三鋼の切付け型柳刃ですが、黒くちっちゃいポツポツがステンレス鋼の錆びでして・・・(TωT;)

気を付けてたんですけどね~~(>_<)

拡大すると・・・(^▽^;
黒く深く錆びてしまってます・・・(´;ω;`)ウゥゥ

鋼の上級品はこれがもっと大きく派手に出来ます・・・(-_-;)

こうなるとかなり削らないと無くなりませんのでお気お付けください・・・( ノД`)シクシク

黒錆びは金属が安定してる証拠みたいですが、ピカピカの物にポツッって有るんは嫌なもんでして・・・(-_-;)

対策はしっかり水気を拭き取って油を塗っておく!これが一番です。


良い鋼材は切れ味も良いですが、その分いろんなリスクも伴って来ます。

白紙二鋼使用!や青鋼スーパー使用で鋭い切れ味!!って巷の販売文句に騙されず(・ ・?どんなリスクが有るのかを知ったうえで自分のスタイルに有った良い物を探して下さい((´∀`*))
  


Posted by まねき  at 01:11Comments(0)包丁

2018年06月22日

パンの薄切り。

最近、仕事が終わってから卵サンドを良く作って食べてるんですが、6枚切りの普通の食パンをもう半分にスライスしてチマチマと作っています。

コンビニに置いて有るのと同じやと芸が無いってか、いろいろと具を入れて食べたいんで野菜と卵の他にベーコンやったり炒めた肉の類も入れてみたり!


世の中にはサンドイッチ専用の薄く切られたパンが売ってますし、パン切り包丁なる物も存在します!

わざわざ普通の包丁で切ってまで作らんでもいい訳ですが、美味しいパンでサンドイッチ作ったらもっと美味しいやろけど薄いの売って無いって事は多々有ると思うんですが(・ ・?

常に切れる柳刃に仕上げてるんでさほど気にもしないで薄切りしてたんですが、ふと思ったのが食パンを包丁で薄く切るって結構大変やないやろかと・・・(・ ・?

てなわけで、どんな包丁がパンの薄切りするのに良いかを見るのに切り分けされてない食パン半斤を手持ちの包丁で片っ端から切ってみました!


ある程度は察しが付いてたんですが、出刃なんかの分厚い包丁はいくら良い刃に仕上げていても厚みが抵抗になって切り辛い・・・(^_^;)

万能包丁なんかの短い物も前後に動かす時にふらついて切り口が波打ったり真直ぐ切れなかったり・・・(^▽^;)

まぁ慣れの問題かもしれませんし、出刃よりよっぽど切りやすかったですけど。

フグ引きが一番綺麗に切れましたが、まだ抵抗を感じますんで、もっと包丁自体が薄い方が良い様に思いました。

厚みが無い牛刀や筋引きで、長さが240mm~300mm位が良さそうな感じやろうと思います。

ただ一つ感じた事が、切れ味が鈍った包丁は切り初めに耳が切れず押し潰す事になりました。

軟らかいパンやったせいも有るかもしれません・・・

また、切れない包丁で切るとクズがいっぱい出ますし切り口が荒れますが、切れる包丁やとクズはまず出ませし切り口もパン屋さんのカッターみたいに綺麗に切れます!

家に有る食パンでサンドイッチが出来ると少しですがお財布にも優しくなるんやないでしょうか(・ ・?


それがどおした(・ ・?って言われたらそれまでなんですが・・・(^_^;)

包丁が良く切れるといろんな事が出来ますよ!ってお話しでした・・・(^▽^;)  


Posted by まねき  at 02:11Comments(0)包丁料理