2019年09月24日

返りの処理

今回は返りの処理について書いてみようと思います。

どんな包丁でも砥ぐと刃先に返りが出来ます。

居らなくなった包丁のカスな訳ですが、これが綺麗に取れてないとせっかく砥いでも包丁が切れません!

天然仕上げ砥石で砥ぐと片刃でも両刃でもヘマをしない限り綺麗に取れる事が多いんですが、人造中砥で砥ぎを終わるとなかなか取れないのが実情やと思います。

以前自分が良くやってたのは下の画像見たく裏砥ぎの時に先に押して刃先に返りを出ない様に砥いでたんですが、両刃でこれをするとどうしても持ちてがぐらついて完璧に取る事が出来なかったり、せっかく砥ぎ出した刃先を潰したりしてました。
(後から調べてて解ったんですが、この方法あんまりしない方が良いみたいです・・・(^▽^;)


でっ今度は新聞紙に角度を付けて刃先を押し当てて峰側に擦る!

表が終わったら裏も同様にってする様になりました。


この他にもGパンに擦り付けるや昔の床屋さんがしてた皮の裏側(スウェード(・ ・?)で擦る等々方法はいろいろ有る様です!

ただ上記方法でもン(・ ・?って思う事が有ったんで、今は仕上げ砥石でしてますが・・・(^_^;)

要はどこまで求めるかなんでしょうけど、どの方法でも返りは取れます!

自分の場合中砥の刃先が気に入らんかったって事が分ったんで仕上げ砥石までしっかりかけるようになりました。

以前書いたメラミンスポンジも良いんですが、鋼の包丁は仕上げ砥で刃先を整えるとよっぽどのことが無い限り綺麗に取れてくれますし、ステンレスの両刃はともかく銀3鋼片刃は砥石でした方が早いです。


中砥で終わりたい時は返りが極力出ない様に軽~く撫でる様にすると良いみたいですね。

余談ですが、天然砥石は人造砥石に比べると研磨力が弱いんで返りが出にくく返りの処理が楽に出来ます!

まぁ仕上げクラスの良い値段する石の話しで、中砥でクラスではあんまり期待しない方が良いみたいですけどね・・・(^▽^;)
  


Posted by まねき  at 00:59Comments(0)包丁