2019年06月28日

切刃、光らせたい派(・ ・?、霞ませたい派(・ ・?

包丁好きを二分するとピカピカに光った物が好きな人としっとり霞んだ物が好きな人に別れると思います。

ってか2つしか無いやろ( `ー´)ノって話しなんですけど・・・(;^ω^)

自分は後者の霞ませたい派です。

見た目の問題で切れ味にはほとんど影響無い(切刃を鏡面まで研ぎ上げた場合は影響出ます!)事なんで、どうでも良いって言えばそれまでなんですが、砥いでるとやっぱり綺麗に仕上げたいって思ったりしますんでちょっと書いてみようと思いました。


光らせるにせよ霞ませるにせよウン十万円の高級品レベルの出来を求めなければ、ホームセンターに有る砥石の使い方次第で光らせる事も霞ませる事も出来ます。


砥石の硬、軟の所でアフターの砥ぎをメインでされてる砥ぎ師さんが、光る霞むで硬軟使い分けしてるって書きましたが、実は硬い砥石でも柔らかい砥石でも砥泥の使い方でなんとでもなります。

しいて言えば、硬いと霞みにくい(・ ・?柔らかいと光りにくい(・ ・?位です!


硬、軟どちらの砥石でも共通しているんですが、しっかり泥を出して軽く抑えて砥ぐと霞み、泥を洗い流しながら強く抑えて研ぐと光ります!

流石に軟質の#1000で光らすのはちょっとしんどいですが、軟質でも高番手の砥石やと硬くなって来ますから結構簡単に砥ぎ分け出来ます!

下の画像は硬質砥石の#1000で泥を流しながら砥いだ切刃です。

割と軽めに砥いだんでちょっと霞んでますけどこんな感じに光ります。


こちらは泥を流さず給水程度で泥出して砥いだ画像。


軟質#1000砥石で洗いながら砥いだんですが、軽く砥ぐとこんな感じに・・・(^_^;)

軟らかい分きつく霞んでると思います。


もっと強く押し付けて砥ぐともうちょっと光って来ますが、力加減でまだらに霞んだりしますんで・・・(-_-;)

軟質でも#3000位になると楽に出来そうです。

持ってませんからした事無いですが・・・(^▽^;)


仕上げ砥石でこれをすると、もっとピカピカに光ったりしっとり霞んだりします。

天然仕上げですると(砥石の種類にもよりますが)日本刀みたいに綺麗に霞んだり、鏡面一歩手前まで出来ますからコンパウンドで磨くとピッカピカにも出来ます。

余談ですが、しっかり鍛えて有る包丁に軟らかめの天然で霞を入れて硬い天然で磨くと前に書いた鍛流線が奇麗に出て来ます!

天然仕上げの硬、軟質両方お持ちやったら試してみるのも良いかも知れません(〃艸〃)
  


Posted by まねき  at 00:40Comments(1)包丁砥石