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2017年02月22日
ひと手間で長持ちします。
今回はちょっと手を掛けるだけで柄を綺麗に長持ちさせるための小技(・ ・?を紹介しようかと思います。
柳刃に多いんですが、包丁が柄に刺さってる部分って隙間が空いていたりします。
ステンレス一体型や両刃の包丁にはあんまん関係有りませんね・・・(^▽^;)
隙間が空いてる状態で使っていると、汚れが溜まって不衛生になったり、洗った時に水が入ったりします。
水が入ると柄の中が腐ってきて包丁がぐら付いたり、中子が錆びて膨張するんで柄が割れたりします。
最悪、中子がボロボロになって包丁の根本からポッキリ行く事も・・・
修理に出すと顎の部分を削って中子を作って柄に刺す事になりますんで、かなり短い包丁になって帰って来ます。
溶接って手も有るんですが、包丁がかなりの高温にさらされますんで、顎付近がナマクラになる可能性も大いに有ります。
包丁の事を良く知らない人が溶接すると使い物にならなくなる事も・・・(-_-;)
何より思い入れが有る包丁が折れるのはけっこうショックなものやと・・・
そおしないためにも柄の隙間を埋めておくと水の侵入を防げますし、汚れても掃除しやすくなります。
画像の赤枠の部分が隙間が有った所ですが、エポキシ樹脂を流し込んでふさいでおけば傷みやすいP柄でも長持ちします。
ちなみに画像の作業は柄の交換をお願いした時に包丁屋さんがしてくれました。
普通に刃物店やホームセンターで陳列物を買ったらしてないと思います。
(親切な所はお願いしたらしてくれるかも。)
エポキシ樹脂が無かったらボンドでも大丈夫やと思います。
ただ、ボンドが乾燥した時に痩せると汚れが溜まりますんで出来るだけ痩せない物が良いと思います。
エポキシ樹脂の接着剤は100均に売ってますからそれを使うのが良いかな(・ ・?
P柄の頭部分は面一になって無くて段が有ると思いますが、この部分も汚れが溜まりやすいんでエポキシで面一にしておくと掃除しやすく衛生的に使う事が出来ます。
P柄は乾燥すると桂が緩んでスコスコしますんで、固定する意味でも良いんやないでしょうか。
はみ出したりした所はカッターや紙やすりで削ると良いですから、多めに使った方が綺麗に出来るかと。
柄の木の部分からも水分が染み込んで傷んで来ますんで、蜜蝋や漆を塗って防水処理をしておくと長持ちします。
蜜蝋はインターネットで売ってますし、漆も釣具屋の手作りコーナーに使いやすい物が売ってますんで、それでも問題無いと思います。
色も何色か有りますから、オリジナルカラーの柄にするのも楽しいかも!
柄の防水処理は両刃の木製ハンドルにしても良いかも知れません。
和包丁ほどでは無いと思いますが両刃の柄も長年使てると傷んで来ますから、ちょっとみすぼらしくなって来た時に漆を塗ってリメイクするのも良いと思います。
ちょっとした事ですが、するとしないじゃ大違いですんで、ぜひお試し下さい。