2017年01月15日

糸引き刃の付け方、詳細!

だいぶ前と先日に糸引き刃の説明はしましたが、ちゃんとした砥ぎ方の説明してませんでしたので、今回したいと思います。

ベタ砥ぎが終わったら下画像みたくなりますよね!

この状態が一番良く切れますけど、魚の小骨を切った位でも欠けます・・・(-_-;)


ベタ砥ぎが終わったら仕上げ砥石で刃先だけを砥ぐんですが、10円玉4~5枚位が平の所に入る角度!だいたい40°位が良いと思います!

立て過ぎると切れない刃先に、寝せ過ぎると切れるけど欠けやすい刃先になります。

良く解らんかったら包丁を砥石に直角に立てて半分寝かせたら45°、そこからちょっとだけ寝かせた位です。

一応角度の目安です!片刃は裏を基準に、両刃は中心を基準に角度を決めて下さい。



寝かせ気味で糸引きを付けたい時は最高でも30°位が良いと思います。

和包丁の切刃は20°位で付いてますんで、砥石にぺったり付けた所から少し起こした位になると思います。

絶対にこの角度で砥がないとダメって事も無いんで、だいたいこん位って感じで覚えてもらって大丈夫ですんで!


角度が決まったら後は切っ先から顎まで順番に押して引いての往復を2回位、砥石を撫でる位の軽い力で砥ぎます。

撫でる位の軽い力!は包丁の峰に軽く手を添えてぐらつかない様にして、気持ち押さえてるかな(・ ・?って位が良いと思います。

6寸以上の出刃包丁なんかは包丁の重さだけで十分です。

#1000でする時は1回押すだけで十分な糸引き刃になりますんで、気を付けて下さい。

やり過ぎるとあっちゅうまに段刃になりますから!

表を砥ぐと裏側に返りが出ますから、裏砥ぎで出た返りを綺麗に取って終了です。

慣れて来ると切っ先から顎まで一気に出来るんですが、慣れないうちは分割した方が良いと思います。


ちなみに、両刃でする時は表か裏のどちらかだけに糸引き刃を入れる方が返りの処理が楽に出来ます。

どっちもした方が良いと思いますが、返りが綺麗に取れんかったら刃先にまとわり付いてお話になりませんし・・・(^▽^;)

まぁ右利きやったら表、左利きやったら裏が良いんやないでしょうか(・ ・?

微妙ですけど和包丁の右用、左用みたいになりますし、何より普段の砥ぎの延長で出来る動作ですから砥ぎやすいんで!


これ読んでも分からん(>_<)って思った方、コメントお願いします!

自分もどんな風に説明したらええか悩んでたりしますんで・・・(^▽^;)

手元の画像載せろとか、何でも良いんでお願いしますm(_ _)m  


Posted by まねき  at 22:36Comments(0)包丁