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2017年05月30日

墨流しやダマスカス鋼風の包丁

見た目が美しい墨流しやダマスカス鋼風の包丁は使うに値する(・ ・?と以前思ったんでちょっと書いてみようと思います。



包丁の平と切刃に画像のような模様が有る包丁を墨流しと言いますが、多層鋼やダマスカスなどいろいろな呼び方も有ります。

どおでも良い事ですが、現時点で本当のダマスカス鋼は存在しないらしく見た目だけの模造品(ダマスカス鋼風)になるらしいです。


墨流しの包丁は鋼と軟鉄などの違う鋼材を何層も重ね合わせてあの模様を作ります。

見た目が非常に綺麗で同じ模様の物は存在しない唯一無二の包丁で刃物好きな方は魅かれると思います!

はっきり言って自分も欲しいな~~(´艸`*)なんて思った事も有ります。

けど、包丁は道具です!自分の場合は特に使ってなんぼですから綺麗やから買って飾りにするって訳にも行かなく、実用面も考慮しないといけません。

そこで、和包丁墨流しのメリット、デメリットを自分が知ってる範囲で書いてみます。


メリット

1、何を置いても姿の美しさ!

この模様は何とも言えない雰囲気で、人の目を引く事間違いなしの存在感を醸し出してますよね!(*^。^*)

所有欲を満たしてくれる事間違いなしです。

ご家庭のキッチンが対面で、お客さんが良く来る様でしたら目立つのは確実でしょう!


2、作る時にかなり鍛錬され、歪が少なく重量感のあるシャキッ!っとした包丁に出来上がる。

鍛錬する時、初めは2枚の軟鉄と鋼ですが、日本刀みたく折り重ねて鍛錬して多層にするんで鋼材の密度が上がって歪みにくく、かつ心地良い重さの包丁に仕上がるらしいです。
(鋼と軟鉄を折り返し鍛錬で作ってる鍛冶屋さんは少なく、出来上がってる積層の材料と鋼を付ける事が多いんで全部がそうとは言えませんが、模様を波打たたせるために普通の霞より鍛える位と思った方が良いかも。)

3、普通の鍛造包丁より硬い包丁になる。

2の鍛錬の関係も有るそうですが、本焼きと鍛造の中間みたいな感じの硬さの包丁に仕上がるそうです。

包丁は硬い方が良く切れますから普通の鍛造より良い包丁になりやすいみたいですね。

鋼後付けの物はあんまり関係ないかもしれませんけど・・・(^_^;)


デメリット

1、値段が高い。

普通の鍛造包丁の同規格と比べると1.5~2倍位の値段がします。

鍛錬する時の手間が普通の鍛造包丁よりかなりかかるんで、どうしてもその分が価格に乗って来ます。

柄の材料も良いのが付いてる事が多いです(^_^;)


2、錆に弱い。

鋼と軟鉄のサンドイッチですから鋼の部分が錆びやすく普通の鍛造包丁より錆びに弱い。

常にクレンザーで磨く人はどんな包丁でも錆びる事は無いですが、たまに位やと厳しいみたいです。

しょちゅう磨いてると模様が薄くなってくるみたいで・・・(^_^;)


3、普通の鍛造包丁より砥ぎがしんどい。

メリットで上げた「硬い」ですが、包丁が硬くなると砥ぐのに時間がかかりますんで普通の鍛造包丁よりしんどくなります。

普通の合わせ包丁やと硬い部分は先の鋼だけですが、墨流しは柔らかい軟鉄の間にも硬い鋼がはさまってますからなおしんどいみたいです。

人造仕上げ砥で砥ぐとピカピカになりやすく、せっかくの模様が出にくくなります。

以前少し書きましたが、仕上げ砥でも霞ませる方法は有るんです!

有るんですが詳細は後日のネタに・・・(^▽^;)


4、刃先の鋼の出具合が微妙な物が有る。

作りが良くないと砥いだ時に刃先に軟鉄がかぶさって来る物が有るそうです。

よほどの粗悪品みたいですが、そんな物も世に出回ってるって話を聞きましたんで、手に取って確かめてから買う様にしないといけないみたいです。

こんな所でしょうか(・ ・?

自分は価格と手入れの面であきらめましたが、デメリットが気にならないって方には宝物になると思います(b^ー°)


両刃のダマスカス風はステンレスで模様を作った割込みや合わせが多いみたいなんで、墨流しのメリット、デメリットはあんまり当てはまりません。

見た目の違いだけでかなり高価な包丁みたいですんで、お金に余裕の有る人は買っても良いんかな(・ ・?位です。

中には「騙すカス包丁」なんて言ってる人も居る位ですから・・・(^▽^;)


和、洋どちらにせよ見た目の美しさは素晴らしいと思うんで、お金と手入れする時間が有っる人は持ってても良いと思います。


以前少し書きましたが普通の鍛造物にも墨流しみたいな模様の出る物も存在します!


包丁を作る工程の中の冷間鍛造って言われる事をかなりすると鍛流線(金属の木目みたいな物)が出るらしい(・ ・?ですが、かなりの労力が要る様で・・・(^▽^;)

日本刀の地肌模様みたいでカッコいいんですが、なかなかお目にかかる事は有りません。

問屋さんでも近年では稀に見る位だそうですが、運が良ければ鍛流線が出る普通の包丁に出会えるかもしれません!

ムカ~シ作られた古い包丁にはかなりの確率で見る事が出来る様ですが・・・(-_- )



手持ちの包丁にも鍛流線が出ている物が有ります。

何度も画像載せてるんですが、頂き物の堺孝行別誂!




この包丁が手元の来なかったら鍛流線の出る包丁の存在を知る事は無かったと思います。

柄の交換修理を問屋さんにお願いして無かったら不良品扱いして交換したかも・・・(^▽^;)


包丁は古い物に良い物が多いそうです!

おじいちゃんが奮発して買った包丁が錆びてて使い物にならなくても再生したら思いのほか良かった!って事が有るかもしれません。

戸棚の中にしまって有る物が有ったら探して見てはいかがでしょうか(・ ・?


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Posted by まねき  at 04:18 │Comments(0)包丁

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