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2017年05月16日

平の銘、裏の刻印。

包丁のの部分のにはだいたいが切ってあります。

タガネで切られた物、刻印みたいな物、印刷された物等々いろいろ有ります。

このですが、〇〇作、堺〇〇、登録〇〇、〇〇請合なんて色々な文字が切られてると思いますが、なんやと思います(・ ・?

下の画像は知り合いから頂いた包丁の銘で、登録 堺孝行 別誂って切られてます。



〇〇作って切って有ったら作った人の名前(刀銘)と思ってまいそうですが・・・

銘は包丁の保証書みたいなもんで、上の画像やと青木刃物製作所の登録商標が堺孝行で、この包丁の品質は青木刃物が保証します!的な物なんです。

包丁を鍛えた所は堺の鍛冶 土井打刃物製作所、砥いだ所は刃付け屋 山塚刃物製作所だそうです(青木刃物HPのWBカタログに載ってます)。

問屋さんである青木刃物が鍛冶の土井さんと砥師の山塚さんに注文して異常が無いか最後にチェック、柄付けなどの組み立てして、製品としてして販売する時に堺孝行の銘を切って売る!

なんで、堺孝行をネットで検索すると青木刃物のサイトがヒットします。

いろんな銘の包丁が有りますが、だいたい販売してる所の商標や金物店の名前、金物店が自分ちのオリジナル商品として付けた銘が切られてる事が多いと思います。

ですから、築地に有る有名ブランドのお店や九州の刃物店にも堺で作られた包丁が産地を伏せて(・ ・?並んでたりもします。

何処で作られた物かを聞いたら教えてくれると思いますが・・・


画像の包丁の別誂は白二鋼を使った特上ランクの包丁に切って有る様で、他にも白三鋼を使った本霞研ぎの上作などが有ります。

包丁のランク付けは各メーカーで違うんで、同じ別誂や上作と銘の切られた包丁でも鋼材、仕上げ砥ぎが全然違う物も有るみたいです。

JIS規格みたいなんが有ったら分りやすいんですけど・・・(^▽^;)

まぁお店に足を運んで購入する時はネットでの買い物と違って同じ種類でいろんなメーカーの物が有りませんから比較出来ないんですけどね・・・(^_^;)


堺の包丁ではちゅうか、ちまたに出回ってる包丁では鍛冶屋さんや砥師さんたち製造者の名前が世の中に出る事はそんなに有りません、出ても問屋さんまでの様です。

中子には鍛冶屋さんの刻印や伝統工芸士の認定番号が打って有ったりしますが、柄の交換を個人でしない限りまず見る機会は無いと思いますし、打って無い物も有るんで・・・

中には誰が手掛けたかを記して販売している問屋さんも有って、包丁の裏に刻印されてます。
(料理人の中には良い包丁を作る製造側を知っていて問屋さんに鍛冶屋、刃付け屋の指名してお願いしたりする人も居ますから、売りやすくなりますしね!)

ちなみに、料理界で名の通った方が監修したって銘が切って有る物も有るそうですが、名前だけの安物が多いとか・・・(^▽^;)

どの業界も監修って物はそんな感じやと自分は思ってますが・・・(^_^;)


裏の刻印はしてある物、して無い物があります。

刻印は鋼に焼き入れする前の柔らかい時にしか打つことが出来ないらしく鍛冶屋さんが製作途中で打ち込みますんで、この刻印も保証みたいな物になると思います。

表のよりこっちの方が重要かもしれません!

は後からどうにでも出来ますが、刻印は出来上がった包丁に打つと割れたり、しっかり打てないみたいですから!

ただ、どの世界にもずるい輩は居るもんで、白三の包丁に白二の刻印打って出してる鍛冶屋と店も居るらしいって問屋さんが言ってました。

余りにも価格差が有る物は疑ってかかる方が良いって事になるんですが、やっぱり信用できる所から買うのが一番見たいです。


刻印は裏の地合い(鋼と軟鉄の境目)付近に打つことが多く、ちゃんと鍛接出来て無いと刻印を打った時に地合いが開いて隙間が出来る様です。
(裏の地合いに隙間が出来た物は鋼が熱で傷んで無くて良く切れるって話も有りますが・・・)

刻印が有る物は、だいたいどの鋼材を使って有るかが記して有って、安来鋼青二白二等々有ります。

表のと同じ刻印の物も有ったりしますけど。

青二白二って打って有るのは分りやすいんですが、安来鋼は包丁に使われてる上質な鋼材全般の事になるんで、どれっ(・ ・?って事になります。

堺で安来鋼はおおよそ白三鋼刻印だそうで、何も無いのは黄紙鋼やSK鋼みたいなんですが、だいたい下位の鋼の事が多いと思います・・・(^_^;)

他の産地で作られた物は安来白ってのも有りますが、これも一、二、三のどれか分らないってのが有りますんで、ちゃんと確認しないと吹っ掛けられてても分からなかったりします。

下の画像は使ってる鋼の種類と、鍛えた鍛冶屋さんの刻印が打たれた物で、左が土井打刃物製作所で作られた青二鋼、右が富樫打刃物製作所で作られた白二鋼になります。

どちらの鍛冶屋さんも堺でトップレベルの方々です!


作り手の刻印まで有ったらまず間違いないんですけど、刻印も無いとどんな物か疑わしくて・・・その分安いんですけどね・・・(^▽^;)

なんか名前が入ると高くなるってブランド物のバッグみたいですけど、その分通常の使用で何か有ったら責任取りますって事ですから、作り手、販売元の自身の現れでしょうね!


専門店などに置いて有る和包丁はが切って無い物も有るんですが、それには自分の名前や好きな言葉なんかを切ってもらう事もできます。

ただこの銘切り、見た目は簡単そうなんですが、銘切り職人の技術とセンスがものを言う仕事で、上手な人は下書き無しでオオッΣ(・ω・ノ)ノ!ってを切られます。

中には登り竜や虎、宝船、魚の漢字を平に敷き詰めるなんて事が出来る方も!

もし銘を切ってもらう時は並んでる包丁のかっこいいと思ったを切った職人さんにお願いするのが良いと思います。

上手な職人さんの手間賃は高いし、注文が多くて時間もかかると思いますが、せっかく良い包丁を買っても銘切りが良くないと見るたびにがっかりしますんで、ここはけちらずにした方が良いでしょう!

一文字100円が150円とか200円になる位ですから、よっぽど文字数が多くない限り値段がビックリするほど跳ね上がる事は有りませんので!


包丁屋さんのネットショップでたまにチョットした不具合が有って定価販売できないB品が売ってたりするんですが、B品も平の銘が有りません。

保証できないからB品で販売な訳ですから!

個人名や好きな言葉なんかやったら別料金で切ってくれると思いますが・・・

ホームセンターに有る物は売りっぱなしで不具合が出ても修正する方が高く付いたりしますから買い替えする方が賢いと思いますが、わざわざお店に出向いて高い買い物をする時はちゃんと銘が切られてる物を買う方が良いと思います。

きちんと修正が出来る様やったらB品買っても良いと思いますが、同じB品でもピンキリですから注意した方が良いでしょうね。

名前の通ってる包丁屋さんが売ってるB品やと酷い物は無いと思いますが、オークションなんかで出てる物は信用できないんで何とも言い難いと思いますし、ノークレーム前提ですから・・・(-_-;)


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Posted by まねき  at 00:18 │Comments(0)包丁

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