2017年09月04日

砥石の面直しにダイヤモンド砥石!

包丁を砥ぐ時に砥石の平面が大事なんで面直しを・・・ってな事を前書きましたが、大工さんがカンナやノミを砥がない限りそこまでペッタンコの平面精度は必要有りません。

ほんとにペッタンコの平面にするのは粗方ブロックなんかで削った後に粗目の番手違いの砥石の裏で何回も種類を変えて擦り合わせて平面出しするんですが、かなりめんどくさい・・・(-_-;)

そこまで精度を求めない包丁研ぎですが、それでも砥いでるうちに凹って来る砥石は面直ししないといけないんで専用の面直し砥石で擦り合わせします。

この面直し、専用の道具を買うよりホームセンターに売ってるダイヤモンド砥石が速く平面だし出来るんで良いです。
(巷でけっこう評判ってか当たり前になってるかも・・・(^_^;))



ダイヤ砥石は鉄やアルミの板に人工ダイヤの細かい粒を電着って技術でひっ付けた物が多く、普通の砥石と比べても凹にならないで平面が狂う事が少なく、いつまでもペッタンコですし、同番手の砥石より良く削れるんで対砥石の時なんかは特に速く事が済みます!
(面直し砥石がいくら硬くても良く擦れる所は凹って来ますから。)

両面が電着の物やと#400と#1000のコンビ物が有れば荒砥から仕上げまで出来ますから便利です。

ただ、使った後はちゃんと乾かさないと錆びて来ますのでご用心(^.^)

ダイヤ砥石は包丁に使うとガッツリ削れるんで荒砥ぎ様としては良いと思いますが、中砥と同じや高番手でも傷が深く入り、すぐにさびますんであんまり使わない方が良いと思います。

3万近くする高級品は良いらしいですが、この金額出してダイヤ砥石で砥ぐメリットは生業いでもない限りあんまり無いと思いますし・・・(^_^;)


無理して手が出せる物はアトマ位でしょうか(・ ・?

このダイヤ砥石あっという間に砥げるからアトマって名前らしいです!

少し安い張替え用の砥面も販売してますから、安いダイヤ砥石が使えなくなったら買って張り付けてみるのも良いかも知れません。


面直しをしてる時にほんとに綺麗になったかの確認は金定規を当てて見たりすると分るんですが、いちいち当てるのもめんどくさいんで鉛筆なんかで格子状に線を引いた後にゴシゴシすると良く解ります!




線が消えた所が削れた所、残ってる所は凹ってる所ですから削れません!





ただ、もうちょっとかな(・ ・?って時は砥泥で擦れて消えたりしますんで、目安位に思って下さい。

けど、鉛筆の跡が無くなったらほぼ平面になってますから気にしなくても大丈夫やと思います!

神経質になり過ぎも疲れますんで・・・(^▽^;)  


Posted by まねき  at 00:06Comments(0)砥石